初めて車を購入する瞬間は、ワクワクと同時に不安も多いものです。「何から決めればいいの?」「失敗したらどうしよう」と迷う人は少なくありません。車は購入価格だけでなく、維持費や保険、ローンの返済計画まで考える必要がある大きな買い物です。本記事では、初めての車購入で後悔しないためのポイントや注意点を、実例や比較表を交えて詳しく解説します。
購入目的をはっきりさせることが第一歩
車選びで最初にすべきことは、「何のために車が必要なのか」を明確にすることです。
例えば、通勤用なら燃費が良く小回りのきくコンパクトカー、家族でのレジャーなら広い車内と荷物スペースがあるミニバンやSUV、趣味のアウトドアなら悪路走行に強い4WD車が向いています。
利用目的がはっきりすると、無駄に高いグレードや不要な装備を避けられ、予算を効率的に使えます。
新車と中古車の比較ポイント
初めての車購入では、「新車にすべきか、中古車にすべきか」で迷う人が多いです。
項目 | 新車のメリット | 新車のデメリット | 中古車のメリット | 中古車のデメリット |
---|---|---|---|---|
購入価格 | 最新機能・保証付き、性能が高い | 価格が高い | 価格が安い | 故障リスクが高い |
保証期間 | 長い(3〜5年) | — | 短い(1〜2年) | 保証切れの場合が多い |
選択肢 | カスタマイズ可能 | 納車に時間がかかる | 即納車できる場合あり | 希望条件の在庫が少ない |
補足:最近は「未使用車」と呼ばれるほぼ新車の中古車もあり、新車価格より数十万円安く買えるケースがあります。
予算と資金計画は維持費も含めて考える
車の購入予算は本体価格だけでなく、以下の費用を含めて考える必要があります。
- 自動車税・重量税
- 自賠責保険・任意保険
- 車検代
- 燃料代
- 駐車場代
- 定期的なメンテナンス費用
特に都市部では駐車場代が月2万円以上かかるケースもあり、年間で24万円以上の固定費になります。
ローンを組む場合、月々の返済額は生活費を圧迫しないよう、返済比率(年収に対する返済額の割合)を20〜25%以内にするのが安心です。
必ず試乗して感覚を確かめる
カタログやネットのレビューだけでは、実際の運転感覚や車内空間はわかりません。
試乗では以下のポイントを確認しましょう。
- 運転席の視界の広さ
- ブレーキの効き具合
- アクセルレスポンス
- 走行中の静かさ(静粛性)
- 乗り降りのしやすさ
特に初心者ドライバーは、車体のサイズ感や死角の有無を実際に体感することが大切です。
保険とアフターサービスも事前確認
車の購入時は、必ず任意保険を検討しましょう。
特に初めての車購入では、対人・対物の補償を無制限に設定し、車両保険も付けることをおすすめします。
また、ディーラーや販売店のアフターサービス内容も要チェックです。
- 点検の頻度と費用
- 無料サービスの有無(オイル交換、洗車など)
- 保証延長のオプション
購入までの流れ(初心者向け)
- 購入目的・利用シーンを決める
- 予算と資金計画を立てる
- 新車か中古車かを選ぶ
- 候補車種を3〜5台に絞る
- 試乗して比較
- 見積もりを複数店舗で取る
- 契約・納車
まとめ|初めての車購入は「計画」と「比較」がカギ
初めて車を購入する時は、焦って即決せず、目的・予算・維持費・保険・試乗を含めて総合的に判断することが大切です。
しっかり計画すれば、長く満足できる1台に出会えます。
参考:国土交通省-自動車
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